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地方、とくにその末端の急激なる衰退を目の当たりにして

Category:- Date:2018.12.05 Wednesday

叔父が亡くなったので、我が父祖の地まで通夜葬儀に帰省しておりました。

 

高知県室戸市は交通の便が悪く、空路・陸路でも一度高知市まで行って、そこから室戸市へ移動となります。四国は昔から鉄道が発達しておらず、室戸市へも直通の鉄道はなく、途中まで鉄道それからバス、あるいは(高コストな)バスで2時間程度揺られなくてはなりません。結構不便です。

その不便さゆえか、やはり過疎地であり、人口は市の要件たる5万を大きく切り、現在は1万数千人しかおりません。

 

僕が子供の頃、20〜30年ほど前までは、それでも人がおり、祭りがあり、親族も周りにいましたが、いまやそれもありません。

祭りはなくなり、親族も高知県の唯一の都会たる高知市や県外に移住しており、地元には残された老人ばかり。その老人たちが死に絶えたら親族の縁もきれそうな感じがしました。

 

先祖代々継がれてきた土地も荒れ果て、無価値になっています。

地方再生やなんやら行政含め頑張っていますが、もはや「外の人」である私から見ると、死にゆく地方都市にしか思えませんでした。

 

最近では「空き家問題」が取りだたされるようになりましたが、空き家もんだいどころか、地域全体が廃墟化しつつありました。

家って人が済まなくなると急激に劣化するでしょう?あれと同じく、町自体も劣化していくんです。

たとえば、おばあちゃんち付近の道が半分になってました。どういうことかというと、通る人・メンテする人がいなくなったため、道路が半分草木に覆われてしまってたんですよ。

空き家問題どころか、住む人のほうが圧倒的に少ない状況では町自体が自然に還ろうとする圧力に抗しきれず、廃墟になってしまうんです。

 

地方の末端(県庁所在地から遠いところ)は、どこも似たり寄ったりの状況じゃないのかな。

 

今回は、関西から淡路島〜徳島を通って高知県室戸市に行きましたが、道中でも、過疎地域や昔商売していたであろう個人商店の残骸をたくさん見ました。スーパーに押され、大規模ショッピングモールによってとどめを刺された商店の残骸が。働くところがなくなった町は死にます。たかだか20年ほど前まではまだ息吹があった田舎も、いまや死にゆく町となってきている感しかない。

最後のよりどころは観光地として人を呼び込む、代表的な一次産品の生産地となるしかありませんが、そもそもが土地のない四国の端ではそれもむつかしく、高知だけではなく四国全体で末端が死にかけている感じがしました。

 

そんな、すごい悲しい現実がありました。

 

ネットの時代、パソコンがあれば仕事がある時代、ネットで物が売れる時代、観光客も全世界から呼び込むことができる時代、何か方策はあるんじゃないかと思えてなりません。

外から見ると、観光資源も魅力的なモノ・コトもたくさんあるのに、地元にいると当たり前すぎて気付かない点もたくさんあると思えてなりません。

 

室戸市だってねぇ、空海さんが悟りを開いた聖地だったり、ジオパークだったり海洋深層水だったり、ネタは豊富なのになんかうまく活用できてない様子。死んだ叔父も地域の世話役としていろいろ働きかけてはいたみたいですが、なかなか実現できずこの世を去りました。

 

地方の現実、特に末端なんてどこも同じようなもんだと思いますが、日本の地方の末端がしに行く運命ならば、人間に例えると手足から壊死している状態なので、何とかせねば日本国全体に影響がいってしまうのではないでしょうか。

地方を元気に、日本全体を元気に、各地元でいいものはたくさんあるのだし、昔と違って移動もしやすい世の中なのだし、何とかできないものかと思わずにいられません。

 

そんな感じ。

 

乱文失礼いたしました。

 

  
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