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僕の見た上海(3日目)

Category:2005/12上海旅情 Date:2006.01.02 Monday


<2005年12月28日の日記より。>

そして三日目。

本日は無錫へ列車で旅行。朝6時起床(今回は現地時間)。
駅について人の多さに愕然とする。。。 13億の存在を確信。

永和大王」なる中国で有名なファーストフードで食事。朝食の定番メニューは揚げパン・おかゆ・豆乳だそうな。

まだしばらく時間があるので、駅の待合室へ行き珈琲を飲む。

そこで驚いたのは、高い指定席キップと安い一般用が明確に区別されているということ。値段は2倍以上違うらしい。
待合で周りを見渡しても、そんな金持ちな格好している人いないのに。
一般席の人々、指定席の人々、その姿を見るに明らかに生活水準が二極化されているということかと、貧富の格差を少し感じる。
(列車に乗り込んでからも一般席に収まりきらない大量の人々が指定列車まで乗り込んできて、何度も乗務員に追い払われていた。)

待合室駅ではお菓子とか売っている自販機でコンドームが売っていてびっくりした。
聞くところによると、エイズ問題は中国でも深刻らしく、輸血や献血でエイズが爆発的に広がったということがあったらしい。
貧しいがゆえに血を売る、薬品テストをする、ということで団体でエイズ感染した村もあるとか。日本も20代はかなりヤバイらしいので、世界的に深刻な問題なのだと改めて感じる。

上海駅の待ち合わせ
グランドピアノまで置いている指定席用待合室と、混雑する一般用待合。


無錫の駅に着くと、またまた人の多さにおどろく。20億の人口を確信。

明らかに出稼ぎの人々が多い。まるで時代劇から出てきたかのような格好で、竹篭に子供を入れてキョロキョロするおばあさん。農作業袋に荷物をたくさん入れて担ぐ人々。薄汚れたリュックのほっぺの赤い少女。
上海の豊かさと彼らの姿形が頭の中で混ざり合い、「富める者から富め」のスローガンがハッキリと僕の脳裏に思い起こされる。
知っているのと目の前で見るのではやはり感覚が違う。
カルチャーショックだった。ここはまさに中国なのだ。


駅前でかなり強引な切符売りを押しのけ、タクシーに乗り込み太湖へ出発。
太湖は、中国四大湖の一つだそうで、琵琶湖の約3倍の大きさだそうな。
駅からかなり距離があったが、案内してくれた友人が昔住んでいたらしく、行き方を知っていたのでボラレずにまっすぐ行くことができた。

途中、日系企業の工場などを社中から眺める。最近は無錫近辺に進出する外資系企業も多いそうだ。

そういえば、朱家角に行った折、ツメの間が真っ黒になってびっくりした。
鼻水をティッシュでぬぐったら、明らかに黒くて、空気の悪さを実感した。無錫も曇りだったが、天候ではない明らかな空気の悪さを感じた。
(ちなみに、まだ黄砂の季節ではない。)

勝手な想像だが、環境規制がゆるくそれに乗った工場のやりたい放題が原因ではないかとおもう。日本の高度成長期のようだ。
自国内では「環境対応」を謳いながら、「環境対応」の製品をつくりながら、中国の生産現場ではコストプッシュの名の下にやりたい放題ではないのだろうか?
工場が外資だろうが現地系だろうが、その産物の恩恵にあずかっているのは我々先進国である。国内でいくら環境保護を叫んだとて、国外で汚してれば意味はない。地球は一つなんだから。昨今中国ばかりの対応の悪さが指摘されるが、果たしてほんとのとこはどうなのだと叫びたくなる光景。根本の思想を正し、真に環境対応なければ地球は救えない。豊かさは様々な犠牲と欺瞞の上にあるのではないかと考えてしまう。


さて、太湖。

太湖の風景AAAAの中国公認格付けの観光名所らしいが、寒すぎてやってられない。気温もさることながら、湖から吹く風がとにかく寒い。ヤバイデス。
春の桜(GWが見頃)と道教のお寺が有名なところ。また、夕日なども格別な味わいがあるそう。
けれども、残念ながら本日は小雨振る状態なので風景は拝めずじまい。船で渡ったサルが有名な湖上の島もサルもいなく、お寺しか見られなかった。。。非常に残念。次は天気のいい日に来てみたいものだ。

しょうがないので、道教のお寺に立ち寄り占いをしてもらうと、
非常な強運の持ち主だとかでめちゃくちゃ驚かれる。(みんなに言っているのかもしれないが。。。)まぁ、気分よくさせてくれたのでそれもよし。
大成功したら、お寺建て替えてあげるよと軽口をいいながらお寺を後にする。


太湖のそば島を後にし、湖畔頂上のお寺で精進料理を味わう。あまり口に合わないが、海老に似せたものや肉に似せたものがとても良く出来ていて驚く。
太湖では有名な料理らしく、地元の小学生などは遠足にここに来てこれを食べるのだとか。
2時ぐらいだったので人もおらず、従業員のおじちゃんおばちゃんがみんなで賄いの大皿(具入りのおおきなスープ)を囲んで食事をしていた。(※よそでもそうだったが、中国での賄いのおかず定番はスープものらしい。)
みんなで一仕事終えたときに仲良くわいわい食べる食事。田舎のおばあちゃんを思い出した。人間ってボトムライン(生活の底辺という意味ではなくて、人間の本質という意味で)では同じなんだなとおもった。


下山して、太湖から程近い三国志・水滸伝のテーマパークへ向う。
映画とかドラマとかで使われたセットをそのままテーマパークにしたものらしくかなり巨大な施設。
三国志のかっこう。園内は三国城・水滸城・唐城の三区画あるらしいのですが、時間もなかったので、三国城だけ行くことにしました。(三国志好きなので。)
日本では(恥ずかしくて)絶対やらない、衣装写真などもせっかくなのでやってみました。あまりかっこよくない。。。
衣装代は20元(300円:安いけど、たぶんボッタクリ)。



三国城のロバくん100元のところ40元にまけてくれるとのことなので、ロバにのって園内周遊。
ロバ君は20歳だそうで、もう長く人を引っ張ってきた歴史を持つ。
鞭打たれながらかわいそうだったけれど、彼もこれがあるから存在価値があり生きていけるわけで、今日のような人が少ない日には乗ってあげなければかわいそうだと思い、乗る。パカパカといい具合で進んでくれる。

園内は、呉の城やお寺などかなり大きな施設が作られていて圧巻される。
所々でショーもやっていてなかなか楽しい。

途中では三国時代の船に似せた船に乗って太湖を周遊できるとのことだったが、時間もないし断念。うーん残念。

5時までいろいろ回って、帰る。純粋に楽しい。三国志好き、歴史好きにはたまらん場所です。オススメです。
三国城


三国城を後にし、無錫の街に戻って、無錫名物?の小龍包を食す。

小龍包10元で8個いり、カニいりは高くてその倍。ストローが刺さった大きなやつは10元。(ストローであるていど中のスープを飲んでから食べます。)
カニがあまりすきでない僕は普通のやつでも大満足だけど、カニ好きの人にはたまらんうまさでしょう。(カニの具と味噌がたっぷり入っています。)
安くて、おなかいっぱいになりました。
やっぱり、ガイドブックに載っているお店よりも、地元の人が行くようなお店のほうがやすくていいのです。
ちなみに、無錫は小龍包の本場なのだとか。うまさは格別です。




列車まで時間があったので、向かいのヤオハンへ。
ヤオハン!潰れたのに、どこかが買い取ったのでしょうね。

店内でイロイロ見たけれど、驚いた。
日本より、いちいち高い!服なんかも日本より50%は高い。
明らかにダサいのは、地元にあわせたものだとしても、これだけ高いと手が出ないでのではと思うのだけれどね。
携帯電話も2000元くらいするし、一番高いやつは5000元もしていた。物の価値が一体どうなっているのかさっぱりわかりません。
平均所得が1500元くらいらしく、初日にあったウェイトレスが住み込みで700元。それなのに、この物価。
そういえば、街の珈琲ショップでも小洒落たところなら一杯20〜30元とかするし、日本の感覚からすると一杯3000円くらいですからね。
安い店もあるけれど、デパートは高いし、もう、経済が良くわからないです。

無錫のヤオハン


列車で上海に帰ってきてからは、別の友人と明日の打ち合わせ。
友人の友人がまたやってきて、イロイロ話をしてもらう。日本籍を持っている方で、日本企業の上海支社長だとか。現地の事情などを小一時間聞く。とても面白い話が聞けた。
リスクが多いがチャンスも多い街。人々もアグレッシブル!
けれど、まだまだ人のレベルも経済のレベルも足りないらしい。
話を聞くに、本日の駅での人並みを見るに、明らかに経済格差が2極化されている現状を感じる。

ホテルまで送ってもらって、本日終了。


もう疲れた。今日はここまで。。。


>>> 4日目に続く







  
| 2005/12上海旅情 | 12:54 | comments(0) | trackbacks(0) |

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