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なんか、不動産業界も、去年から事態がいろいろ動いてますね。
>> 阪急阪神HDが不動産新会社 沿線人口減にらみ首都圏とアジア市場を強化 反応(産経新聞)
>>不動産業界に衝撃、なんと!日本郵政が野村不動産を買収!!(FDJ)
上記だけじゃなく、大手・準大手さんは体制を変えてきているのは業界の皆さんご存知の通りです。
今年から動きが見られ始めたということは、昨年からすでにいろいろ下準備があったんでしょう。
のところにも相談に来られましたもん。(ぜんぜんウチの仕事にはならなかったけど)
大手がこうも体制を急変させているのはやはり「人口減」と「格差社会」と「ネット社会」への対応ということでしょう。
それだけ「見通しがよくない」「このままではいけない」という強い危機感の現れではないでしょうか。
もはや拡大社会ではなく、国も地域も老いていく一方です。我々アラフォーの団塊ジュニア世代がおいていくまであと数十年は続きます。
格差社会もまた続いていくことでしょう。だって経済成長がないんだもん。
地方に行けばわかりますが、かつての賑わいはどこもありません。大都市だって一昔前に比べれば元気がない感じもします。
商店街はシャッター街、昔は賑やかだったお寺のお祭りなんかももうやってない、とか、人がおらず、金回りも悪く、寂れています。
これはネットのせいもあるよね。だってネットの本質は「中抜き」と「最適化」だから。
「余計な消費」がなくなるから、経済はミニマム化していくよなーって、ついついスーパーのレジ横にあるガムとか買ってしまう僕は思います。
衣・食・住、そのものの市場は人が生きている限り決してなくなりはしませんが、豊かな時代を過ぎ、縮小の時代に入った今では既存の多すぎる会社は自然の摂理の通り数を減らしていくのかもしれません。
先日ホームページをリニューアルさせていただいた会社さんは、それだけで反響が鳴りました。ただ、それは市場が拡大したわけではなく、既存のマーケットの中での同業他社とのこきゃうの奪い合いに勝ったというだけ。だから生き残るために常に奪い合わないといけません。
いままでだったら大手もチラシやテレビCMなど大きな費用投下の「マス」で中小零細を圧倒出来ましたが、ウェブを巧みに使う中小零細事業者が出てきた昨今ではなかなか昔のようにも行かないことでしょう。
いまは受託でまだ勝てていますが、それとて今後はどうなるかわかりません。
マーケットの縮小をにらみ、現場の非力をにらんで、中小が太刀打ちできない「規模」での勝負をかけるために、大手は事業再編を急いでいるのかもしれませんね。
>>不動産業界の「経験と勘」ビジネスが終わる日 国交省も本気!「データ集約」で激変する未来(東洋経済)
レインズも姿を変えていきそうですし、今後どうなっていくのでしょうか。
不動産業界が潤ってくれてこその当社ですし、良い方向に行ってくれればと思います。
「不動産業界の「経験と勘」ビジネスが終わる日」という記事を読んで
「不動産業界の「経験と勘」ビジネスが終わる日」という記事を読んで思うところがありまして、FBに書いていたらちょっとながくなってしまったので、こちらのほうで書いていきたいと思います。
ま、記事タイトルは煽りですので、どこもやや過激なのは当たり前ですが、普通に考えて「経験と勘」が当面なくなることはないと思います。やや遠い将来にはやっぱりなくなるとは思いますけども。
テクノロジーがすごい発展を遂げてるのはたしかですが、記事文中の米国の物件検索サイト「Zillow」のは結構いい加減で米国でも強い批判があったように記憶していますが、それは是正されたのかな?
データとテクノジーに導かれていくのはしょうがないとしても、査定価格って結局は近隣相場によっていくわけだから、担当者のカンとか大雑把だけど売れそうな値段ってのはどこまで行ってもなくならないと思うけどね。
むしろデータとAIだけで全国くまなく「はいこの価格!」ってばっちり出るのだろうか?
結局データの出した価格の最後の項目は、担当者の現場感で調整されるプラスマイナスで、相場に寄せていくしかないとおもうんだけど?(だったらAIとかいらないじゃんか、と、、、)
ってか、データってのはそもそも過去のものだし、AIも情報拾いきれないんだから、開発とかで相場が急騰した地域とか、急な景気後退とか、何かあって値下がりした地域なんかはデータオンリーかつ人的介入を許さない査定って無理だと思うんだけどな。
データーとAIで情報くまなく拾って今後この価格!ってのができるまでは相当先のことだと思います。
まだまだテクノロジーオンリーでは無理じゃなかろうか。境界とか見なくていいの?とか。建物の具合は?とか。近隣個人宅っぽいけどヤクザでしょあれ?とか。目視・現場調査・勘と経験なくなしでは無視ってむりでしょ。
たとえばバイクなら同じ年式のSRでも使われ方の程度によって全然モノは違うしね。見なくて査定はセコハン市場では無理でしょうやっぱり。いまんとこ。
ま、データがあることによって、根拠がクリアになって、昨今問題化している「高値預かり」などのものが是正されていくと、不動産もより透明になって国富に寄与するに違いあるまい。そういう意味ではもっと透明化が必要ですし、エンド(一般国民)が容易にアクセスできる情報源だったりの整備が必要なわけです。
そういう意味で、統合データベースには価値と大きな役割があると思います。
また、統合データベースのボタン一つで契約書記載の書類の「たたき台」が出来上がると業者さんもみんな便利ですね。
不動産統合データベースで業務効率がすすめば、まさしく記事文中で述べられてる仲介手数料の下落圧力が強まる可能性もあるかもです。
法規制も変わるでしょうから、統合データベース(=レインズ)へ登録しない業者に厳しい罰則が与えられるようになって、情報登録100%になれば、わざわざ不動産業者ごとに物件を探す必要もなく、民間ポータルの必要もなくなり、不動産業者間の競争もさらに激しくなりそうです。同業他社と差別化できないたんなる物件紹介屋さんは絶滅してしまうかもしれません。
そのために、他の不動産会社とはちがう「差別化」と、他社とは違う「営業力・仕事力」をつけていかないと厳しいかもしれませんね。
データとAIで価格査定はちょっとどうなの、って思いますけども、データ統合とデータ公開はもはや避けられない時代ですし、人口減と格差社会と、町の不動産屋さんを待ち受ける未来はけして平坦なものではないかと思います。
ウチは不動産会社の味方として町の不動産屋さんの存続発展に寄与できるよう頑張りたいと思います。
不動産業界内視聴率たぶん高い「家を売る女」を見て
「家を売る女」、なんとスペシャルで復活しましたね。
世間的な視聴率はわからないけど、不動産業界内視聴率はとてもよかったろうな、と思います。
DVD買おうと思う。
”家を売るということは人生を売るということ”みたいなこと言ってませんでしたっけ?
なんかわかるよーそれ。
だって、夢(ねてるときのやつ)見るときに、そこに出てくる舞台は、今の家やそこに行きつくまでにいろいろ住んだ賃貸とかじゃなくて、子供のころに住んでた育った時の家だもん。
やっぱ、家って人生の中で影響がデカい。とくに家族で住む場合は。
家を売ることで顧客の人生に大きな影響を与える、なんてことは誰もがわかっていることなんだけど、過酷なノルマに追われている多くの不動産営業マンにはなす術がなかったりするのも現実です。(そういう会社も昔よりはだいぶ減ったけどね。)
社員教育やローン講座君導入の時の研修なんかで、「売り上げは後でついてくるからお客さんのほうむいて一生懸命やって成約率あげよう!」って話すとみんなすがるような眼でみるし。
どんな商売もそうだけど、商品売るためにガツガツやるよりも、お客さんのためにってやったほうが結局は数時上がると思うんだよね。
いまの民主党とかそうじゃん。あれ、ダメ営業の典型でしょう。
同業他社の悪口言いまくって自分を売り込もうとしたって無駄だってば。
無駄っていうよりも、逆に自分自身の評判が悪くなるばっかり。逆効果。
結局、冷たいスーパー営業マンも、最初こそ態度で嫌われても、お客さんのためにって用意したものがウケて感動されて成約に至っているわけだし。(ドラマですからありえないような感じが多いわけですけども)
ま、なかなか面白かったので、ブルーレイ買おうと思います。とおもったらDVDかよ。しかも9月下旬かよ。忘れてしまうわ。
こういう時代なのだから、すぐにでも発売すればいいのにね。
そんなことを思いました。もうねます。おやすみなさい。
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